円安の先に広がる日本の未来【不安】

日本は良い国ですよね。

飲食店では安くて美味しい物が食べられる、治安が良い、生活保護等福祉が充実している。

そうそうありませんぜこんな国。

ただ現在の日本ではそういった素晴らしい環境が崩壊しつつあります。

皆さんも身に覚えがありますよね、なぜだかわかりますか?

 

円安だからです。

 

今回の記事では、円安が日本にもたらす影響と、その先に広がる日本の経済的な展望について詳しく探っていきましょう。

そもそも円安とは

そもそも円安とは

その名の通り「円が安い」ということです。

 

ちょっとした例で解説しますね。

ある日、100円が10枚のお菓子と交換できたとします。

しかし、通貨安が起きると、同じ100円でも今度は5枚のお菓子しかもらえなくなりました。

つまり、以前よりも少ないお菓子しか手に入らないようになったのです。

これは、他の国のお金が強くなり、自分の国のお金が弱くなった結果です。

通貨安が続くと、他の国の商品が高く感じられ、海外からの商品やサービスが値上がりしてしまいます。

まとめると、通貨安は自分の国のお金が少ない価値しかなくなり、他の国のお金が強くなること。その結果、海外からのものが高くなることです。

日本はすでに円安状態

円安は日本にマイナス

米ドル/円レートの為替チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん)

ニュースを見ている人はご存じですが、2023年から極端に円安へ傾いています。

1ドル130円台だと思ったら年末には150円台にまで到達しました。

2024年現在では140円台後半でうろうろしています。

これは米国等が金融引き締めを行っているのに対して、日本は緩和したままの姿勢を崩していないからですね。

かつての日銀総裁は「円安は日本にとってプラス」とかほざいていましたが、そんなわけありません。

過度な通貨高、通貨安はマイナスにしかなりえません。

結局のところバランスが大事ということですね。

円安が原因で進む物価高

円安が原因で進む物価高

円安だと輸出が有利なわけですが、輸入には不利です。

日本は輸入に頼り切っている国ですので円安に行き過ぎると厳しいことになります。

輸入コストが上がると、必然的に値上げしないといけなくなる会社が増えます。

  • 飲食店
  • 小売り
  • 卸売りetc

ちなみに私の勤めている会社は、なんと商品の内容量を減らして販売価格を上げるという荒業をやることでコスト高対策をしました、なんて会社だ。

当たり前ですがお客さんにメリット0ですよね。

でも仕方ありません、会社側にも言い分はあります。

日本人は物価が安いことに慣れすぎている

物価が安いと言うのは良い事なのだろうか?

正直定収入の私からすれば物価が安いことは「良い」ことでしょう。

だけどこれは悪い面を無視しているというか、気づいていないからですよね。

見ないようにしているとも言います。

物価が安いことによるデメリットは結構深刻

我々消費者側に立つなら「いい物が安く買える」は素晴らしいことです。

でも物やサービスを売ったりする経営者側としてはどうでしょうか。

  1. 安くしないと売れない
  2. 安くすると売上利益が圧迫される
  3. 売上利益が上がらないなら給料を上げることが出来ない
  4. 結果労働者は低賃金のまま働くことになる

負の連鎖としか言いようがない、今の日本は本当にこれです。

本当のインフレが襲ってきたら日本はどうなるのだろうか

本当のインフレが襲ってきたら日本はどうなるのだろうか

最近は「先の経済」のことばっかり考えています。

賃金が上がらず、各企業は値上げを強いられ、税金は上がる。

非正規雇用者は増加し、副業無しでは考えられない生活。

いつからこうなったのでしょうか。

 

しかも、まだまだ日本のインフレは海外に比べたら緩やかです。

もし米国並みのインフレが来たらどうなるでしょう。

考えたくはないけど結構な人が貧困層になるのではないだろうか。

賃金は上がらないですからね、不安で仕方がない。

裕福層が日本を見捨ててからが本当の地獄

日本の素晴らしい社会保障が維持できているのは裕福層の影響が大きいです。

彼らは我々の何倍もの税金を納めてくれているからです。

その裕福層が日本を見捨てて海外へ逃げたらどうなるでしょうか。

維持するための税金が跳ね上がりますよね。

恐ろしいことです。

円の価値が上がり「円高」になる可能性はあるか

円の価値が上がり「円高」になる可能性はあるか

十分に「ある」でしょう。

ただし一時的なものであり、長期的に見れば日本の通貨が円高を維持するのは難しくなりそうです。

  • 金融引き締めに消極的な日本銀行
  • 自国のための政治をしない政治家
  • 人口減少

他にもたくさん理由はありますが、通貨はその国の実力なので、今の日本という国に「それがあるか?」と問われたら、私は素直に「無いですね」と答えてしまいます。

 

つまり円は安くなっていく一方かなと考えています。

【まとめ】迫りくる物価高へ対策しておこう

長期的に見て円安は止められないでしょう、円安が続けば物価高は加速します。

止められないのなら出来る限りの対策はしておくのがベストではないでしょうか。

  • 節約等生活の見直し
  • 余裕があるうちに将来に向けて資産成形にとりかかる
  • いっそのこと日本を捨てて海外移住

私が思いつくのはこんなところです。

 

本当に残念ですが、日本という国はもはや良い方向に変わりそうにありません。

節約しつつ、海外へ投資しつつ、いつでも日本を離れることが出来るように英語の勉強をしておく。

 

そんなところではないでしょうか。

 

あぁでもやっぱり日本がいいな、日本の景気がよくなりますように。